歯周病について② 《東京・銀座の歯医者 歯周病、クリーニング、ホワイトニング、口臭、出血、デンタルエステ、虫歯治療》
2016年2月18日
みなさんこんにちは
マキデンタルオフィス銀座
歯科衛生士の名児耶です
今回も引き続き歯周病についてお話しします。

歯周病のケアをしっかり行いましょう。
歯周病は無症状で知らない間に徐々に進行する病気であり
気づいた時には大変な状態になってしまっている怖い病気です。
歯周病のような初期の症状の見つけにくい病気は早い段階から予防することが大切です
~歯周病の進行過程~
歯周病の進行過程を五段階に分けて説明します
①健全な歯肉
歯茎:サーモンピンク色、引き締まっている
歯周ポケット:1~2mm
②歯肉炎
歯茎:赤くなり少し腫れている、ブラッシングで出血する。
歯周ポケット:2~3mm
この段階では炎症は歯と歯茎に限られているので、
歯と歯ぐきの周りのプラークを歯ブラシで一生懸命除去すれば、
健康な状態に戻すことが可能です。
しかし、歯磨きを疎かにしたり上手く磨けずに汚れが蓄積してしまうと、
プラーク内で菌が徐々に増えてしまいます。
③歯周炎(軽度)
歯茎:赤く腫れ、出血がある
歯周ポケット:3~5mm
歯肉の腫れが大きくなり根の先に向かって炎症が拡大し
歯槽骨(歯を支えている骨)や歯根膜(歯を支えるクッション)も破壊され始めます。
プラークや歯石が歯周ポケットに溜まります。
④歯周炎(中度)
歯茎:赤く腫れ、出血、膿・口臭がある、歯が少し揺れる。
歯周ポケット:4~7mm
炎症が更に拡大し、歯槽骨も根の長さの半分近くまで破壊されます。
歯がぐらつき始め、歯周ポケットも更に深くなります。
⑤歯周炎(重度)
歯茎:赤く腫れ、口臭、頻繁に出血、膿が出る、歯が明らかにぐらぐらする。
歯周ポケット:6mm以上
炎症が拡大し歯槽骨が半分以上破壊され、歯の揺れが著しくなります。
この段階だと骨の吸収がかなり進んでしまっている為、
抜歯になる場合もあります。
重度の歯周炎になり歯が抜けてしまうと、噛む力が弱くなり、
食べたい物も食べられなくなってしまいます。
また、食事が美味しく感じにくくなると
栄養にも影響が出てしまいがちです。
歯を失うことは、
生活の質やお口の健康だけでなく全身の健康にも大きな影響を与えます。
歯周病が重度になってから慌てて治療するのではなく、
早い段階から予防することがなにより大切です
ご自身では歯周病の進行具合に
気付かないこともあると思いますので、
定期的なメインテナンスに行くことをオススメします
質問等も丁寧にお答えしますので、
来院お待ちしております
歯茎からの出血や口臭が気になる方はマキデンタルオフィスへ☆
歯周病について① 《東京・銀座の歯科医院 歯周病、口臭、予防、クリーニング、ホワイトニング、虫歯、デンタルエステ》
2016年2月13日
みなさんこんにちは
歯科衛生士の名児耶です
今回は、歯周病についてお話ししたいと思います
歯周病に関しては、
一つの記事では収まらないので
何回かに分けてお伝えしていきます

歯周病予防は歯磨きの習慣と医院でのクリーニングがおすすめです。
《 歯周病 》とは、
歯を支えている周りの組織(歯肉・歯槽骨等)の病気です。
最終的には歯を支えている骨が溶けていきます。
そして歯周病の恐ろしいところは、、
①痛みがほとんどない
②自覚症状がないまま進行していくという事です
重度の歯周病では話は別ですが、
初期の歯周病では虫歯のように
痛みがあまりない為
進行しても歯医者に行かずにそのままの方
が多いのではないかと思います
【 歯周病セルフチェック 】
今の状態をチェックしていきましょう
・歯磨きをすると歯ブラシに血がつく
・歯茎の色が赤く腫れている
・口臭がある
・歯茎を押すと膿が滲み出てくる
・歯がグラグラする
・朝起きた時、口の中がネバつく
・歯と歯の間に食べ物がよく挟まる
・歯茎に痛みがある
・歯が以前より長くなったように見える
この中でひとつでも当てはまっている方は、
歯周病の可能性があります
特に口臭は周りの人に迷惑をかけることもあるので
エチケットとして気を付けたいところですね!
歯周病は徐々に進行していきます
虫歯のチェックと併せて
一度歯科医院に受診して、検診を受けましょう
歯磨きでインフルエンザ対策! 《東京・銀座の歯医者 予防、クリーニング、ホワイトニング、インフルエンザ、歯周病、着色、審美、デンタルエステ》
2016年2月9日
みなさまこんにちは
マキデンタルオフィス銀座
衛生士の名児耶です
最近はグッと気温も低くなり、
インフルエンザが増えてきていますね
特にお仕事で忙しいみなさまは
インフルエンザにかかると
色々と辛いですよね
そこで、今回は歯科の観点からみる
インフルエンザ予防法について
お話ししたいと思います。

手洗いうがい歯のクリーニングでインフルエンザを予防しましょう。
そもそも、インフルエンザとは
気温の低く乾燥した時期に
インフルエンザウイルスが、
鼻から喉にかけての粘膜の細胞に付いて、
侵入し増殖することで発症します。
通常、粘膜はタンパク質で覆われているため、
ウイルスはなかなかくっつかないのですが..
口の中の細菌が作る酵素(プロテアーゼ)が
粘膜を覆っているタンパク質を破壊してしまい、
結果、ウイルスが粘膜に侵入しやすくなって増殖してしまうのです。
原因となる酵素は歯垢、歯石、舌苔などから発生します。
この酵素を減らすことでウイルスの増殖を
抑えることが出来るといわれています。
対策としては、
○毎日歯磨きをしっかり行う
(独自の磨き方では磨き残しがある方が殆どです。
衛生士に磨き残し部位を聞いておきましょう!)
○定期的なクリーニングで歯石や舌苔を取る
○虫歯や歯周治療をしておく
○手洗い、うがいの習慣をつける
○人ごみの中ではマスクで予防する
クリニックでの専門的なクリーニングでお口の中を清潔に保ち、
歯周病もインフルエンザも予防しましょう
当クリニックでは家事やお仕事で体力が落ち、免疫が下がってしまったという方に
高濃度ビタミンC点滴や、にんにく注射もできますので。
お疲れの方は是非お試しください。
当院で標準使用の高品質インプラントについて 《東京・銀座の歯科 インプラント、ノーベルバイオケア、無痛治療、審美治療、口腔外科》
2016年2月4日
皆様こんにちは。
マキデンタルオフィス銀座
院長の今村真樹です。
本日は、当院で使用しているインプラントについてお話しします。
現在、全世界で100社以上のインプラントメーカーが存在すると言われています。
そのうち、日本には約40社ほどのインプラントメーカーがあります。
世界では、ノーベルバイオケア社(スウェーデン)とストローマン社(スイス)のインプラントが世界シェアの4割近くを占めています。
実際、日本国内においても、この2社のインプラントは多く使用されています。
よく低価格インプラントで流通しているものではワンピースタイプインプラントや、
国内メーカーによるインプラント、
その他、韓国製、中国製のインプラントも多く使用されています。
当院ではインプラント治療の祖であるブローネンマルク教授が研究・開発を行った
ノーベルバイオケア社のインプラントを使用しています。
以下、ノーベルバイオケア社より抜粋。
『 1965年にスウェーデンのブローネマルク博士により、
世界で初めて骨と結合する近代インプラントが歯科医療に臨床応用されました。
それは従来の治療方法とは大きく異なる、画期的な治療方法でした。
ノーベルバイオケアはブローネマルク博士が発見した骨と結合する近代歯科インプラントを
世界で初めて製品展開した、インプラントシステムのパイオニアです。
1950年代、スウェーデンのペル・イングヴァール・ブローネマルク博士の研究チームは
微小循環(血液の流れ)に関する基礎研究を行っていました。
治療の経過を観察するため、動物の体内にチタン片を埋め込んだところ、
研究の終了後、このチタンが骨から取り外せなくなっていました。
この現象に興味をもったブローネマルク博士は大規模な研究を開始。
チタンが骨組織と特殊な方法で結合する過程を明らかにし、
これをオッセオインテグレーション(骨結合)と命名しました。
さらに博士は、長期間にわたる研究を経て、
1965年より歯科分野でインプラントの治療をスタートさせ。
以来、歯科インプラントは全世界で数千万人の患者に使用されています。』
現在世界には数多くのインプラントが存在しますが、ノーベルバイオケア社のインプラントは
長年の歴史と成果の背景があり、
皆様に最も安心して使用できるインプラントブランドの一つだと考えています。
歯科インプラントの構造においてもノーベルバイオケア社のインプラントはトラブルも少なく、
治療後の長期予後も良好に得やすい2ピースタイプのインプラントを基本としています。

ノーベルバイオケア社製インプラント
2ピースタイプインプラントとは
骨の中に入るフィクスチャーと呼ばれるネジの部分と、
そのフィクスチャーに接続されるアバットメントと呼ばれる土台部分の
2つのパーツにわかれています。
この接続は、初期から存在するインプラントとアバットメントの接続部位が
凸になっているエクスターナル接続よりも、
凹になっているインターナル接続の方が、ゆるみにくく、
取り扱いやすいことが近年解ってきました。
そこで、2003年頃にインターナル接続のインプラントが開発されました。
しかし、エクスターナル接続もインターナル接続も、
フィクスチャーとアバットメントをネジの力だけで止めるバットジョイントと呼ばれる
単純な接続方式になります。
バットジョイントのような単純な接続では物を噛む力によりアバットメント自体が揺さぶられ、
微細な隙間(マイクロギャップ)ができてしまい、
その隙間から細菌がインプラントの内部に出入りしてしまいます。
口腔内に存在する細菌の大きさは約2μm程度なため、
マイクロギャップからインプラントの隙間に入り込んだ際に
インプラント周囲の炎症や骨吸収の原因(インプラント周囲炎)に繋がる言われています。
そして、更にインプラントの研究・開発が進み、
そのマイクロギャップをつくらないコニカルコネクションという
接続でインプラントとアバットメントの隙間を閉じることの出来る
インプラントが作られました。
当院で使用しているノーベルバイオケア社のインプラント『ノーベルテーパードCC』は、
コニカルコネクションタイプの最新インプラントです。

ノーベルテーパードCC
コニカルコネクションの感染防御性や、インプラント歯肉移行部の組織再現性、および審美性。
また、天然歯根の形状が付与されたテーパード・ボディは
高い初期固定を得るためにデザインされています。
「ノーベルテーパードCC」のその他の特徴として、
1. 柔軟性の高い補綴(上部構造)修復
2種類の補綴連結様式を可能とし、通常のアバットメントにも、
インプラント ブリッジにも適応。
2. 周囲組織を最大限に維持
プラットフォーム・シフティングが採用された頚部デザインにより、
良好な周囲組織の維持と自然な審美性を実現。
3. 確立されたコンセプト
天然歯根の形状が付与されたテーパード・ボディは、
すべてのインプラント術式においても高い初期固定が実現。
4. 密着性の高い連結部
アバットメントの連結部はヘキサゴナル(六角形状)・インターロッキングを備えた、インターナル・コニカル・コネクション。
密着性に優れ、高い機械的強度を有します。
コニカルコネクションのインプラントは、従来のブローネマルク・インプラントと比べて、
インプラント周囲の骨の吸収が少ないことがわかっています。
コニカルコネクションインプラントで骨吸収が少ない理由は、インプラントとアバットメントの接続部分が骨の上(歯ぐきのレベル)にあるからです。
インプラントとアバットメントの接続が歯槽骨近い場所にあると、インプラント周囲の骨が吸収しやすいことが近年の研究で解ってきました。
歯ぐきのレベル(ティッシュレベル)に接続部分があると審美的な治療をしにくいことが欠点ですが、骨の吸収が少ないことは利点となります。
最近のインプラントは、アバットメントとの接続が骨のレベルにあります
(ボーンレベル・インプラント)。
歯ぐきの厚みは約2~3mmありますが、この約2mmの歯茎の厚みを利用して、
断面が円のインプラントの形を歯の形に近づけます。
ボーンレベル・インプラントでは、歯ぐきの厚みを利用して、断面が円のインプラントの形を天然の歯の形に近づけることができます。
そのためには、インプラントとアバットメントの接続は骨と同じレベルにないといけません。 しかし、接続面を骨と同じレベルにすると、周囲の骨が吸収してしまいます。
それを解決できるのが、プラットフォーム・スイッチングです。 プラットフォーム・スイッチングとは、アバットメントの直径をインプラントの直径よりも小さくすることです。
そうすることで、接続部を骨から遠ざけ、また、その部位に軟組織(歯肉の自然な形態を付与することが可能なため)
骨吸収を防いでいます。
当院ではこのような歴史と先端の技術を兼ねそろえた
インプラントを使用し、
患者様に長期に渡り安心して使用して頂けるインプラントを標準使用しています。
インプラント治療は、歯科治療の総合力が試される治療法です。
しっかりとした診断、および治療計画に基づいた治療を提供することが
非常に大切だと考えます。

ノーベルバイオケア社からインプラントサティフィケートとして贈呈されました。
インプラント治療を検討されている方や、詳しく説明を受けてみたいという方は
お気軽にご相談ください。
IMCAS に参加してきました。 《東京・銀座の審美歯科 美容、セラミック治療、審美治療、ヒアルロン酸、ボトックス》
2016年1月30日
皆様こんにちは。
マキデンタルオフィス銀座
院長の今村真樹です。
先日、美容外科・美容歯科に関する学会に参加してきましたので報告します。
IMCAS(International Master Course on Aging Skin)
とは毎年1月にパリで行われ、ヨーロッパを中心に世界各国からドクター達が集まり、
多くの最新研究発表が行われる美容、アンチエイジングの世界的な学会です。
先日そのイムカス(IMCAS)がパリで開催する美容医療学会が
パリ、東京、台北の3都市を繋ぎ、ライブ手術中継を行い
「IMCAS LIVE ANATOMY in TOKYO」を
UDXカンファレンス秋葉原で開催するとの情報を得たので
最新の美容情報を得るために参加してきました。

午前10時半~16時45分 までは、有名美容外科のドクターによるハンズオンセミナーで
主にヒアルロン酸や、ボトックスの注入の講義やメソセラピー、スレッドリフト、最新ニキビ治療など、、。
ハンズオン、ライブオペが開催され、
日ごろの診療での注意事項の再確認や、新たな手技、最新の情報のアップデートを
してきました。(スレッドリフト、ニキビ治療は歯科の領域ではありませんが、、。)
日本の美容形成外科の先生の施術を目の当たりにすることができて、とても勉強になりました。
そして、17時半~20時までのメインセッション
「IMCAS LIVE ANATOMY in TOKYO」が開催されました。
これは実際の患者様に施術を行っている間、身体の中でどのような反応が起こり、
解剖学的にどの部位に適切に治療が行われているのかを
実際の患者様と、カダバー(解剖用献体)を用いてリアルタイムに両者の処置を行うという
とても貴重な発表になります。
東京、台北の先生はそれぞれ症例の発表を行い、
合併症の危険性や対処法などを学びました。
イタリア、フランス、スペイン、アメリカの先生は実際の患者様への施術を行うとともに、
同時中継で
献体の解剖を行い、献体に対し、同様の処置を行い
施術部位への留意点を解説するという内容でした。
基本的にヒアルロン酸などの注入療法は皮膚の中に針を刺す盲目下での治療になります。
そのため、解剖学的な知識と治療の手技及びセンスがとても重要となります。
私自身このような形の学会に参加したことは初めてで、
(実際このような形式の学会は日本初との事でした。)
改めて、美容歯科の治療を行うということの重要さを再確認し、
気持ちが引き締まる思いをしました。
一般歯科治療、審美歯科治療、インプラント、
美容歯科治療など学ぶことは沢山ありますが
今後もしっかりと勉強を行い患者様に、より安全に、
そして満足してもらえるような治療を行える様に研鑽して参りたいと思います。