歯医者が恐くて歯がボロボロになってきました、、、。
2017.04.04
皆様こんにちは。
マキデンタルオフィス銀座
院長の今村真樹です。
本日は歯科恐怖症の為奥歯の虫歯を放置してしまい
だんだんと前歯も欠けて日に日に見栄えが悪くなって来たとのご相談を受けた症例です。
<初診時>

患者様は「最近どんどん歯がボロボロになってきている」と仰っていました。
一見歯の状態はそこまでボロボロには見えませんが、
実は奥歯の状態が特に悪く、痛みもあり食事はほぼ前歯を使用している状態です。
その結果前歯へのダメージが蓄積し、着色や欠けが目立つようになってきてしまっています。
診査診断後
患者様と十分にカウンセリングを行い、無痛治療での全顎的治療を開始しました。
奥歯は重度の虫歯で抜歯をしなければいけない部位があり、目立たない部位には健康保険を使用し
銀歯での処置をしています。
ダメージの大きい前歯(一番前の2本)に対しては
周りの歯の色に特徴があることから
ジルコニアセラミッククラウン・プレミアム ¥200.000-(税別)/本
を使用し、歯科技工士立会いの下、
周りの歯と調和するように治療、作成を行いました。
<治療後>

奥歯の噛み合わせの回復と前歯の審美性の回復が行えました。
写真でいう右上の奥歯は1本抜歯を行っているため現在ブリッジの
仮歯にしている状態です。
当院では全顎的に治療のプランを立案していますので
歯を失った部位に対して仮歯を装着する事により、かみ合わせを安定させて
その間に先ずは目立つ部位から治療する事が可能です。
<治療比較>

噛み合わせと審美の回復が出来たことにより、患者様の「歯がボロボロになってきている」
という精神的ダメージをなくすことが出来ました。
今回のケースはまだ前歯に大きなダメージが無かったため比較的軽度の治療で済みましたが、
特に奥歯の虫歯の痛みがピークを越えてしまい、痛みを感じなくなったからといって
前歯だけで食事をしていると、歯のダメージだけでなく、歯並びにも影響してきます。
(重度の方はフレアアウトと言ってどんどん出っ歯になってくる症状も伴ってくることがあります。)
奥歯は見えないからといって悪い状態を放置していると、後に前歯に大きな審美障害を引き起こす事もあるので注意が必要です。
その結果、
長期の治療期間と、莫大な費用がかかってしまう事態に繋がる恐れがありますので、
同じような状態で放置していらっしゃる方は
早めの受診をお勧め致します。